<関西地区大学野球選手権:天理大3-0関学大>◇2日◇第2代表決定戦準決勝◇GOSANDO南港野球場
東で「虎1号」ならば西では「虎1勝」や! 阪神からドラフト5位指名を受けた天理大・的場吏玖投手(4年=大阪電通大高)が2日、関西地区大学野球選手権第2代表決定戦準決勝の関学大戦に中1日で先発。9回112球、3安打9奪三振無四死球で完封勝利を果たした。
「1戦目調子悪くて、今日こういうピッチングできたのでうれしく思います」と前回登板から修正した姿を披露。阪神ドラフト1位の明大・榊原七斗外野手(4年=報徳学園)が1日に、東京6大学野球の立大戦で指名後初アーチを放ったばかり。“同期”に負けじと西で存在感を示した。
「カット、フォークが良かったのでそれを組み立てて。真っすぐも自分なりに走っていたので、相手に絞らせないことができた」
試合前から続く降雨でグラウンドコンディションが悪い中でも、心配無用だ。初回から変化球で二つの空振り三振を奪うと、3回まで打者9人の完全投球。4回こそ2死から連打を浴びるも、5回も2者連続奪三振など丁寧な投球を続け、持ち味である「変化球で打ち取るスタイル」を存分に発揮した。
10月31日、指名後初となる登板では第1代表決定戦1回戦の神戸医療未来大戦に先発したが、力みもあり3回7安打4失点KO。変化球の精度が悪く「体の開きが早くて曲がりが早かったので、そこをしっかり修正してやっていきたい」と話していたが、この日は「狙って投げることができていた」と有言実行。ドラフト後2戦目で本来の投球を披露し「とても楽になりました」と安堵(あんど)した。
24年以来2年ぶり4度目の明治神宮大会へ王手。3日は第2代表の座をかけて神戸未来医療大との決勝戦に臨む。「2年生の秋、準決勝でサヨナラ負けした悔しさがあるので、今回神宮に出て優勝したい」。リベンジして日本一を手土産にプロ入りすべく、大エースが腕を振る。【佐藤妙月】
◆的場吏玖(まとば・りく)2004年(平16)11月23日生まれ、大阪府寝屋川市出身。池田小2年から寝屋川スカイヤーズで外野手として野球を始める。寝屋川二中では軟式のジュニアセブンに所属し、2年から投手。大阪電通大高では1年夏から背番号1をつけ、1試合20奪三振も記録。天理大では1年春からリーグ戦に登板し、4年春に最優秀選手&最優秀投手の2冠。目標選手は元オリックス・日本ハムの金子千尋。趣味はゴルフ。186センチ、81キロ。右投げ右打ち。