【楽天】甲斐拓也 会見全文「自分自身もレベルアップしていけるように」再起誓う

入団記者会見でポーズをとる楽天甲斐拓也

10月30日に巨人から金銭トレードで加入した楽天の甲斐拓也捕手(33)が3日、仙台市内の楽天モバイル最強パークで入団会見を行った。

日本代表として23年WBCなども経験した名捕手の電撃トレード発表から5日。甲斐の背番号は、かつて嶋基宏氏が背負った37番に決定。「ワクワクした気持ちと早く野球がしたい、駆け回りたいという気持ちです」などと意気込んだ。

会見全文は次の通り。

   ◇   ◇   ◇

-あいさつ

「このたび楽天イーグルスに移籍が決まりました甲斐拓也です。よろしくお願いします」

-心境は

「ワクワクした気持ちと早く野球がしたい、駆け回りたいという気持ちです」

-ソフトバンク時代に何度も対戦したチームかと思います。楽天イーグルスの印象は

「そうですね、何度も対戦させてもらいましたし、僕も2年間セ・リーグで変わったところもあるとは思うんですけど、本当に若い選手が出てきて、投打共に力のある選手が多くいる、そういった印象があります」

-嶋基宏さんがつけていた37番について

「今回、楽天イーグルスに移籍が決まり、石井GMからもう37番をぜひという言葉をいただいて、当然僕自身ももちろんいろいろ考えましたし、楽天イーグルスでの37番という重みも、当然自身も知ってはいるんですけど、今回の、僕自身、嶋さんとは自主トレを何年か前に一緒にやらせていただいて、すごく尊敬する先輩ではありますし、人としてもものすごく尊敬しているので、当然嶋さんにも連絡を入れて、嶋さんの話も聞いて、今回石井さんもそうですし、嶋さんもこの37番をつけてもう1回輝いてほしいというお話もいただいたので、今回つけさせていただきます」

-チームとしては今シーズン6位、そして5年連続Bクラスという状況だが

「チームもそうだと思うんですけど、僕自身とても飢えているので。勝ちに飢えている、そういった状態。僕自身もそうですけど、当然いいものをお見せできるように頑張りたいですし、最後の最後までやっぱり、つい数日前まで日本シリーズやってましたけど、最後の最後までやっぱり野球したいですし、そういったものをお見せできるように僕自身精いっぱい頑張りたいなと思います」

-若手の選手の育成も立場上求められるのかなと

「まず、僕、どうですかね、しっかり自分のやるべきことをまずやってですね、どうですかね、キャッチャーでは年上の方にはなるとは思うんですけど、しっかりキャッチャーとしての姿というのをまずは見せられれば。あとはコーチは鶴岡(慎也)さんがいるので。鶴岡コーチに僕もついていって、いろんなコミュニケーションをとりながらやっていきたいなと思います」

-それでは最後に意気込みと、ファンへ一言メッセージを

「当然優勝を目指してますし、そのために僕自身どんなことでもやりたいなという思いではあります。今回、来年から楽天イーグルスで野球するにあたり、たくさんの方にいいものを見せられるように精いっぱいやっていきたいと思います。よろしくお願いします」

-楽天の投手陣の印象というのはいかがですか。

「若い投手がやっぱり多く出てきていますし、先ほども言ったように、ものすごく力のある投手陣がいるなという印象はやっぱりありますので、そこはしっかりコミュニケーションを取っていきたいです。その中で、当然、岸(孝之)さんであったり前田健太さんだったり、そういったベテランの投手もやっぱりいるので、いろんなところで僕もまだまだこれからだなという風に僕自身も思って、いろんな人の話を聞いて、自分自身もレベルアップしていけるように、またそういうバッテリーでいいものを作っていけるように、バッテリーで会話してコミュニケーション取っていきたいなと思います」

-前田健太投手も甲斐選手の入団を知った時にびっくりして声が出たと。楽天の今のメンバーで誰か連絡を取ったか

「いえ、まだ個人的にそういった連絡をというのではないですけど、鶴岡コーチには連絡をしてお話はさせていただきました」

-嶋基宏さんからどういうお言葉があったのか

「当然、僕もこれまでもたくさんいろんなやりとりをさせていただきましたし、ずっと嶋さんが楽天にいる頃から僕はすごく尊敬している1人なので、今回も当然お話をさせていただいて、嶋さん自身、頑張れよと、もう一度やっぱり野球人としてグラウンドに立ってやらないといけないぞというお話はしていただきましたし、先ほどの背番号の話もぜひつけてほしいと、本人からもそういう話をしていただいたので、そういったやりとりはさせていただきました」

-ファンの方にどういう姿をみてほしいか

「そうですね。先ほども言ったように、やっぱり最後の最後まで戦いの姿を見せたいなというのがありますし、僕自身、日本シリーズを見て、そこまでファンの方も見たいという思いは必ずあると思うんで、そういった思いで僕も当然やりますし、そういったものをお見せできればなという風に思います。いいものをファンの方々にしっかり見せていけるように努力していきます」

-“甲斐キャノン”を楽しみにする声も多いが

「とてもうれしく思います。そういったふうに言っていただけるのはとてもうれしいことですし、この地で野球ができるというのは、僕自身もものすごく楽しみでいるので、たくさんの方がそういう風に言っていただけるのは、野球人としても、やっぱり人としてすごくうれしいことだなと思います」

-ランナーを刺すというプレーに関しては

「当然、そこにもこだわりは持っていますし、そういったところの部分でこの世界に入ってきたっていうのもあるので、そこは引き続き、そういったいいものを見せられればと思います」

甲斐は2010年育成ドラフト6位でソフトバンクに入団。“甲斐キャノン”と形容される強肩などで頭角を現し、17年以降は主力として日本一などに貢献。23年WBC出場など日本代表としても活躍していた。 24年オフに巨人へFA移籍後は苦しみ、2年で出場は81試合。昨季はけが、今季は不振と2軍で過ごす時間も多かった。退団のあいさつ時には「びっくりというところも、さみしさもある」と本音を吐露。「ものすごく財産になった。1つ1つの出会いが大きかった」と振り返っていた。

3年ぶりのパ・リーグ復帰で、楽天では懸念されていた捕手事情を解決する存在として期待されている。今季チーム最多の100試合に出場した太田は国内FA権行使を明言し、退団する可能性がある。

常勝軍団ソフトバンクでは絶対的司令塔として4度の日本一も経験。今季の楽天は58勝84敗1分けの借金26で8年ぶりの最下位と低迷しており、侍ジャパンで世界一も経験した百戦錬磨の女房役の加入は大きな刺激となる。甲斐は「勝ちに飢えている。野球でたくさん喜びたいし、大変な思いもしたい」と、再び1軍の正捕手として勝利をつかみにいく。