ソフトバンク周東佑京外野手(30)が筋力アップし来季は長打を増やす。3日、5日間のオフを終え、みずほペイペイドームで来季へ向け始動。ウエートトレーニングなどを約1時間半行った。
「オフのテーマはビースト(野獣)化です」と上茶谷大河投手(30)がこのオフに掲げた目標をまねして笑わせたが、本気で筋力アップに取り組む。「動ける範囲でちゃんとやる。重量を持って回数を扱えるのもこの期間しかない」と負荷をかけ、全身の筋肉を増やしパワーアップする。
「長打を増やしたい。ここ長打ほしいなって狙えるところは狙いたい」。今季は二塁打が20本、三塁打5本、本塁打はランニング満塁弾込みで4本。「二塁打、三塁打を増やしたい」と周東の1打で一気に得点圏のチャンスをつくるつもりだ。「打球速度が上がれば安打の確率は上がる」。強い体で外野の間を抜いていく。
日本シリーズでも第2戦では打球が二塁ベースに直撃し中前に転がる間に二塁打に。CSファイナル第3戦では左翼前への打球で二塁打にした。「ああいうのも確実に増やせると思う。本塁打がすべてじゃない」と周東にしかできない快足を生かした長打を増やし長打率もアップさせる。
「単純計算で長打率4割、出塁率3割5分。OPS(出塁率+長打率)7割5分。目指すのは最低限」と具体的な目標を掲げた。1番に28本塁打の正木智也外野手(26)、近藤健介外野手(33)、栗原陵矢内野手(30)、柳田悠岐外野手(38)の強力クリーンアップに挟まれる周東まで長打が増えれば、リーグ4連覇、3年連続日本一を狙うソフトバンク打線の破壊力はさらに増す。【石橋隆雄】
◆OPS(オー・ピー・エス) 出塁率+長打率で算出する指標で、打者の総合的な攻撃力を表す。チーム得点との相関が強く、メジャーでは打率などと同等に扱われている。平均は0・710前後で、0・800以上でクリーンアップ級、0・900以上で一流、1・000以上で超一流とされる。On-base Plus Sluggingの略。