【侍ジャパン】中日高橋宏斗、ブルペンで最速は?井口監督「群を抜いて」絶賛 決勝先発可能性も

ブルペンで投球練習する侍ジャパン高橋宏斗(撮影・加藤哉)

期待に応えうる好調さを見せた。「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」(12~15日、東京ドーム)に出場する侍ジャパンは4日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎での秋季キャンプ2日目。高橋宏斗投手(24)が初めてブルペンに入り、86球を投じた。井口資仁監督(51)もエースに指名する右腕。指揮官は先発ローテーションの明言を避けているが、決勝戦(15日)の先発を任される可能性が高い。

   ◇   ◇   ◇

肌寒さも感じた宮崎で、ミットのかわいた音が響いた。高橋宏は汗だくになりながら86球を力投。早くも闘志を燃やした。

「もう大会に向けて日数もない。この合宿で初めてのピッチングでいい力感で投げられて、体の状態も元気なことが再確認できた」

直球を中心に腕を振り続けた。シーズン中さながらのキレのあるボールを連発。低めにも決まり、最速は「153キロぐらいです」と明かした。変化球も全球種を投じ、「バラつきは多少あったけど、ピッチングの中ではいい球が投げられた」と手応えあり。倉野投手コーチ(ソフトバンク)も「かなり仕上がった状態。あれだけブルペンでしっかり投げられるのはなかなか。驚きましたね、もちろんいい意味で」と評価した。

今季は調子を上げて終えた。前半戦は2軍再調整も経験したが、7月20日ヤクルト戦での1軍復帰以降、シーズン最終出場まで全10試合で2失点以下。うち8試合でHQS(ハイクオリティースタート、先発で7回以上自責2以下)を達成した。「シーズン後半から感覚がいいし、それをしっかりここまでシーズン中だと思って投げられている」。引き続き状態は万全だ。

23、26年WBC出場右腕には井口監督も絶大な信頼を寄せる。10月のメンバー発表時、エースに指名。この日の投球も「きょうのピッチングをみていると群を抜いているというか…」と絶賛した。3日のテレビ朝日系「報道ステーション」で指揮官は「まだどの試合かは決めていないが、確実に一番大事な試合で登板させる。高橋投手にも話したら『任せてください』と。楽しみにしています」と話しており、決勝戦のマウンドを託される可能性も高い。全幅の信頼を寄せられる若き侍のエース。首脳陣、ファンの期待に応える準備はできている。【塚本光】