巨人育成ドラフト5位のスーパー中学生・関蓮太郎捕手(14)が4日、川崎市内のホテルで指名あいさつを受けた。関が所属していたジャイアンツU15ジュニアユース代表でもある大森剛氏があいさつに訪れた。
松井秀喜新監督(52)について「(監督就任を)聞いたときは僕が小さい頃にすごい選手と思ってたので、いざ監督になったときはびっくりしました。これから時間があればプレーとか打撃とか聞きたいなと。打撃で考えたりしていて、魂がこもった人というのはあります」と印象を語った。
松井監督はこの日の秋季キャンプ後、取材に応じ「彼にとってこの選択、ここでプロに入っていく決断が数年後に振り返って良かったなという形になるといいし、また我々が責任もってそうなるようにしたいという風に思います」と話した。
星稜高校で超高校級のスターとして名をはせた松井監督。高校野球の頂点と言える舞台とは違った選択についても言及し「もちろん甲子園は素晴らしい場所だと思いますけど、高校進学したからと言って、甲子園に出られる保証もない。ただ、さっきも言いましたけどね、この選択が素晴らしいものだったと思えるようにしたいなと思います」とコメントした。
関は向丘小では宮崎台バーズでプレー。向丘中では、巨人のジャイアンツU15ジュニアユース、多摩川ボーイズに所属していた。今年のU15ワールドカップでは日本代表の「4番捕手」を務め、3位決定戦で本塁打を放った。強打に加え、二塁送球で2秒を切る強肩も持ち味だ。
中学生でプロから指名されるという異例のドラフト後、関は「ジャイアンツJr、ジャイアンツジュニアユースと巨人軍のユニホームを着てきたので、うれしい気持ちです。ただ、よく分からないことも多いので、家族と相談して今後のことを考えていきたいと思います」と話していた。
榑松スカウトディレクターは「素晴らしい素材。将来性を高く評価して、中学生ですけど指名に値する選手」と説明。高校には通学する予定で、球団は長期的な育成を見据えており「初めてのケースですから、手探りの部分はもちろんある。いろいろな施設もありますし、そこで育てていくことになる」と方針を明かしていた。
◆中学生のドラフト指名 巨人が育成5位で中学生の関を指名。ドラフト(育成含む)の中学生指名は史上初めて。NPBの野球協約では中学卒業見込みの選手でも選択可能としている。関は11年12月26日生まれの14歳9カ月。過去には辻本賢人投手(89年1月6日生まれ)が米国のマタデーハイスクール休学中の04年、15歳10カ月で阪神8巡目に指名されたのが最年少だった。
◆関蓮太郎(せき・れんたろう)2011年(平23)12月26日生まれ。兄の影響で5歳ごろに野球を始め、宮崎台バーズでプレー。小学6年時にジャイアンツジュニアに選出された。川崎市立向丘中では多摩川ボーイズに所属。今年のU15W杯では日本代表の主将、4番捕手として銅メダル獲得に貢献した。179センチ、82キロ。右投げ右打ち。