球界のエンターテイナーの夢プランは、海をも越える-。日本ハム新庄剛志監督(54)が“リアル・ワールードシリーズ”の開催を切望した。
新庄監督の提案は、突然だった。「いつからあるんですかね? ブルワーズとソフトバンクのリアル・ワールドシリーズ。え、ないの? ないんだ…」。望んだのは、球団創設58年目で始めてMLBの頂点に立ったブルワーズと、NPBで2年連続の日本一になったソフトバンクのガチンコ勝負だ。「5、6年後にすごい賞金をかけた(対戦イベントができれば)。勝ったチームに賞金10億円? ぐらいのリアルチャンピオンシップ。時差の問題があるから、やる場所は真ん中! ハワイあたりに(球場を)作って」。アイデアは尽きない。
メッツ、ジャイアンツと3シーズンをメジャーで過ごしただけに、日米の事情には精通している。世界最高峰のMLBだが、NPBも負けていないという思いがある。もし今年、実際に戦っていれば、どちらが勝つ? 「ソフトバンク」。即答だった。MLBはクイックモーションで投げる投手が少ない。「あのクイックのなさは走れるでしょう、ソフトバンクの選手なら。今年見たように、点を取らないといけないところで取る野球をやる」。進塁打に小技を絡めたそつのない攻撃で「4勝2敗ぐらいでソフトバンク」が勝つと予想した。
「例えば日本の12球団とMLB30球団で賞金をプールして、(勝ったチームが)総取り。面白いと思うけどな」。1人の野球人として、新たなドリームマッチの誕生を思い描いた。【中島宙恵】