【社会人野球】パナソニック、サヨナラ負けで歴史に幕 西武ドラ2柿本晟弥が暴投「実力不足」

パナソニック柿本晟弥(2026年11月撮影)

<社会人野球日本選手権:NTT西日本5-4パナソニック>◇8日◇準々決勝◇京セラドーム大阪

今大会を最後に休部するパナソニック(大阪)が終戦の時を迎えた。今夏の都市対抗で準優勝したNTT西日本との大阪対決。初回に3点を先制されたが、じわじわ反撃。1点を追う8回に一時4-3と逆転したがその裏追いつかれ、9回に西武から2位指名を受けた最速152キロ右腕の柿本晟弥(せいや)投手(24)が2死満塁のピンチを招き、カウント2-2からのワイルドピッチでサヨナラ負けを喫した。

柿本は「大事な9回を任されてうれしかったけど、いつも通りではなかった。三振を狙いにいって力んで引っかかってしまいました。実力不足。日本一だけを目指してきたので悔しい」と無念の表情。「悔しいですけど、良い意味でいえば、こういう結果があるから野球ってうまくなれる。プラスにとらえたい」と懸命に前を向いた。

柿本は先発した10月31日の日本生命(大阪)戦(1回戦)で7回無失点。6日の王子(愛知)戦(2回戦)で5回を無失点に抑え、この日が今大会初のリリーフ登板だった。

野球部は松下電器時代の1950年(昭25)に創部。都市対抗出場57回(準優勝1回)、日本選手権出場44回(優勝2回、準優勝1回)を誇る。加藤英司や福本豊、山口高志(いずれも阪急)をはじめ、小池秀郎(近鉄)や久保康友(ロッテ)ら多くのプロ野球選手を輩出。だが、05年の日本選手権優勝後は輝かしい成績を残せず、グループの経営改革に伴う事業見直しの一環で昨年12月に休部が発表された。

地元大阪開催ということもあり、三塁側スタンドは多くのパナソニック関係者で埋まった。敗戦にも温かい大きな拍手を送り、ナインの健闘をたたえていた。