DeNA木村洋太球団社長兼チーム統括本部長(44)が8日、横須賀市内の球団施設で報道陣に対応。海外FA権の行使を表明した戸柱恭孝捕手(36)について「我々も残留してほしいという前提で来年以降の契約の提示はしているところ。本人にも宣言残留の可能性もないわけではないと聞いてはいる。率直に残ってほしいという思いは強い。全力を尽くしたい」と語った。球団は残留交渉を続ける方針だ。
戸柱はこの日、球団施設を訪れ、球団に申請書類を提出。「簡単な決断ではなかったですし、ここまで時間がかかりました。今日、話せることはフリーエージェントの書面を球団の方に提出させてもらいましたということです。これから色々考えていきたい」と明かした。
23年オフに4年の複数年契約を結んだが、4年目はオプトアウトのオプションが付与されており、行使する。球団は試合機会が限られる中でも、若手を中心にしたチームメートへの助言や声かけ、ベテランの経験や技術に裏付けされたリード、インサイドワークなどを高く評価し、慰留に努めてきた。
チームに安心感を与える経験のある捕手は市場価値が高く、今後の動向に注目が集まる。
◆FA宣言選手10人以上 11年を最後に出ていない。11年は12人が宣言。川崎(ソフトバンク)和田(ソフトバンク)岩隈(楽天)がメジャー移籍。国内では村田(横浜)杉内(ソフトバンク)が巨人に移籍するなど計10人が移籍した。新井(阪神)篠原(横浜)は宣言残留となっている。なお、宣言人数最多は94年の16人(移籍6人、残留10人)。