横浜は4日、阪神からFA宣言していた野口寿浩捕手(37)と入団合意したことを発表した。FA宣言後に2回交渉を行い、2年1億5000万円(推定)の複数年契約を提示していた。この日、野口本人から村上チーム運営部門統括に電話で連絡が入り、移籍の意思を伝えられた。背番号は「5」。8日に、横浜市内の球団で入団会見を行う。

 懸案事項の1つにケリがついた。正捕手相川のFA退団が決定的で、捕手の緊急補強を進めてきた。プロ19年間のキャリアを持つ野口を獲得でき、村上チーム運営部門統括は「本当にホッとしている」と漏らした。手薄となるポジションの手当ては付いたが、一番の課題はやはり投手。現時点で獲得できた新外国人投手は1人だけで、さらに補強を進める。