中日ナニータ 元同僚ゴメスをチクリ

 中日の新外国人リカルド・ナニータ外野手(33=メキシカン・リーグ)が元同僚をチクリとやった。29日、1軍の沖縄合同自主トレーニングに合流。車上荒らしでパスポートを盗まれて来日が遅れている阪神マウロ・ゴメス内野手(30)に「俺は大事なものは家にしまうぜ」と忠告した。また、練習ではワンバウンドでのティー打撃という珍練習も披露した。

 新助っ人ナニータは注意深かった。13年のWBC世界一メンバーは、政府から送られたチャンピオンズリングの所在を聞かれてこう言った。「家に置いてあるよ。今回も持ってこようかと思ったけど、家にしまっておいた。来年、ドラゴンズが契約してくれるなら持ってくるよ」。そして、パスポート紛失の阪神ゴメスには「大事なものはしっかり家にしまっておいた方がいいよ」と笑顔でアドバイス。車上荒らしにあって、来日が遅れている元同僚をチクチクッと口撃した?

 ライバル球団の主砲とは旧知の仲だ。3歳年下の阪神ゴメスとは母国ドミニカ共和国の「トロス」で2年間チームメートだった。米国でも13年ブルージェイズ傘下で一緒にプレー。阪神ゴメスが1年目からファンに愛されたと聞かされると「ゴメスより俺の方が前から日本でプレーしたいと思ってたんだぜ」と誇らしげに対抗?

 した。

 慎重な男は練習も繊細だった。この日は練習初日でメニューも控えめだったが“日課”だけは外さなかった。ティー打撃を始めると、桂川通訳に防球ネット越しにワンバウンドのボールを投げるように要求。「これをやることであらゆる球種に対応できる」。日本でもソフトバンク内川、ヤクルト山田らヒットマンも実践する練習法を欠かさず続けている。

 阪神ゴメスの早期来日が実現すれば、2月22日のオープン戦(北谷)で久しぶりの再会となる。3・27の開幕戦(京セラドーム大阪)の相手も阪神だ。「俺は打点王とかタイトルとかじゃなく、とにかくチームの勝利に貢献したい」。ナニータは全試合出場&打率3割以上を目標に掲げる中距離打者。タイプこそ違うが、早くも闘争心は燃え上がる。遅れてくるようなヤツには負けられない。【桝井聡】

 ◆リカルド・ナニータ

 1981年6月12日、ドミニカ共和国生まれ。米フロリダ国際大から03年ドラフト14巡目でホワイトソックスと契約。昨季はブルージェイズ3Aとメキシカン・リーグに所属。3Aでは6年間で334試合、打率3割2分、35本塁打、194打点。182センチ、93キロ。左投げ左打ち。背番号60。

 

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