3大会ぶり世界一を狙う侍ジャパンが初戦で中国と対戦。始球式には、昨年のサッカー、FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で日本を率い、決勝トーナメントに勝ち上がり、この実績もありW杯後も続投した日本代表、「サムライブルー」の森保一監督(54)が登板した。

ユニホームは、背番号1。「名前も一(はじめ)ですし、侍ジャパンが世界で1番を目指していること、我々も世界一を目指して挑むこと、そして1試合1試合頑張ってください」との思いを込めた番号だった。

スタンドにお辞儀して、捕手役の栗林投手へ、セットポジションから見事なノーバン投球。大きな拍手を浴びたが、「70点。力むとバウンドになると思ったので届くことを優先しました」と自己評価は厳しかった。

少年時代は野球やソフトボールにも打ち込んでおり、大舞台の1球に向け、「ちょっと家でキャッチボールをした。年をとって肩もかたまっているなという感じはしたが、頑張ります」と笑みを浮かべながら意気込んでいた。

侍ジャパンの、09年以来の世界一奪還へ「みんなの日本代表なので、国民の1人として応援したい」との期待を込めてのマウンドだった。