日本ハム大谷翔平投手(22)が、両足に軽度の張りを抱えていることが28日、わかった。この日午前、2軍本拠地千葉・鎌ケ谷の室内練習場でトレーナーに付き添われ、状態を確認された。24日の練習中に症状を訴えたとみられるが、大事には至っていないもよう。夜には、成田空港から春季1次キャンプ地の米アリゾナ州ピオリアへ出発。第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を控える17年へ、本格スタートを切る。
大谷は午前中、鎌ケ谷の室内練習場でトレーナーに付き添われて軽くランニングをこなした。走り終えるとあおむけになり、下半身をチェック。立ち上がり左足を上げる動作などを繰り返しながら、状態を確認した。成田空港へ移動する前に勇翔寮から出て体を動かしたのは、この約30分間で終了した。
肉体に少しだけ異変が起きていた。トレーナーの1人は「前から両足が張っている」と、明かした。24日の自主トレ中には、グラウンドで行っていたランニングを急に終える場面があった。即座に左太もも裏を気にするしぐさも見せており、同箇所に何らかのアクシデントがあったとみられる。25日以降の練習ではランニング量も減らし、ダッシュ系のメニューは消化しなかったが、大事には至っていないもよう。同トレーナーも「大丈夫です」と、軽症を強調した。
20日に開始したブルペン投球も、捕手を立たせて2度目となった22日が渡米前での最後になった。意図的に調整ペースを抑えた可能性もある。全ては万全の状態で侍ジャパンに合流することを優先しながら、国内での自主トレ期間を終了した。昨季のアリゾナでは初日からブルペン入りしたが、今回は「まだ(投手コーチの)吉井さんとも話していないので、話してから決めたい」と詳細は避けた。一方で、2度目となる海外キャンプへ「いい体調管理をしてゲームや練習もしっかり出来たら」と、高ぶる気持ちも明かした。
夜にはチャーター機の全日空1986便で出発した。今季終了後にメジャー移籍の可能性もあり、今キャンプは大リーグ関係者が多数視察に訪れることも必至だが、やるべきことに集中する。「アリゾナも乾燥が強い。WBCのボールを使う上で、いろんな対応をしていく意味ではいい」と、WBC準決勝以降の舞台となる米国での調整をプラスにとらえる。戦闘ボディーの仕上げは「まだまだ、ここからだと思う」。目指す世界の頂点を、はっきり見据える。【木下大輔】
◆米アリゾナキャンプ 同州ピオリアで、現地時間2月1日にキャンプインし10日まで。日本ハムのメンバーは1軍主体で、投手22人、捕手5人、内野手9人、外野手6人の計42人。実戦は8日に韓国KTと練習試合、9日に紅白戦を予定している。12日に帰国後、沖縄・名護で2次キャンプに入る。
<過去の大谷故障メモ>
◆足首捻挫 13年4月13日オリックス戦の守備でファウルを追った際に右足首を痛め、途中交代し登録抹消。14年6月4日広島戦では160キロを計測するも、軽度の左足首捻挫で5回1失点で降板。
◆足がつる シーズン初登板となった14年4月3日ソフトバンク戦で右ふくらはぎがつり、3回で降板。同じ14年には6月11日巨人戦、同18日阪神戦でも同じ箇所をつるアクシデント。15年の開幕戦では両ふくらはぎをつり6回途中でマウンドを降りる。
◆血マメ 15年7月2日オリックス戦で右手中指にマメができたため、自ら降板を申し入れた。16年7月10日ロッテ戦でも7回途中に右手中指にできたマメの皮がむけ降板。
<ここ数日の大谷の行動>
20日 鎌ケ谷での自主トレで今オフ初めてのブルペン入り。捕手を立たせて22球。夜には西武秋山とトークショー。
21日 日本ハム本社イベントに参加。午後に鎌ケ谷でランニング、ネットスロー。
22日 鎌ケ谷で午前は屋外でランニング、キャッチボール、午後は室内練習場で、オフ2度目のブルペン入りし捕手を立たせて25球。
23~25日 鎌ケ谷でウエートトレや打撃練習。23日にはパスポート更新など出発準備。
27日 鎌ケ谷の室内練習場でキャッチボールとティー打撃、寮でウエートトレーニング。自主トレを総括し「ウエートをけっこうやっている。ある程度、練習も出来た」。