侍小久保監督「執念だけでした」タイブレーク制し涙

5回表日本2死三塁、小林の勝ち越し適時打で生還した坂本(右)を迎える小久保監督(撮影・江口和貴)

<WBC:日本8-6オランダ>◇2次ラウンドE組◇12日◇東京ドーム

 侍ジャパンが延長タイブレークの死闘を制し、2次ラウンド初戦でオランダ(1次ラウンドA組2位)を破った。

 小久保裕紀監督(48)は目に涙をためながら「日付が変わりそうなんですけど、こんなに遅くまでご声援いただきありがとうございました。このインタビューでは語りきれません。死闘です。勝ちたいという執念だけでした。出た選手たち、ベンチにいた選手たち、一丸となって諦めなかった結果だと思います。(継投は)執念です。オランダはすごい打線で、そこに立ち向かっていった投手陣、そしてリードした小林。中田が打って、打つべく人が打った」と感慨深げに振り返った。