3団体(WBA、WBC、IBF)世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(39=ウクライナ)がWBC王座の防衛に成功した。
キックボクシング元GLORY世界ヘビー級王者リコ・ヴァーホーベン(37=オランダ)の挑戦を受け、11回2分59秒、TKO勝利を挙げた。ボクシング2戦目ながら体格差を生かして攻め込む挑戦者に対し、11回に右アッパーでダウンを奪取。その後もラッシュを続けて、同回終了残り1秒でレフェリーストップに追い込んだ。
ポイントでリードを許していた展開からの逆転TKO劇となったウシクは「リコ、あなたは素晴らしいファイターだ」と敬意を表した。現在、母国ウクライナはロシア侵攻に見舞われ、戦争状態が続く。ウシクは「今、ウクライナの人々、私の同胞、私の国は爆撃と戦っている。私の同胞たちは爆弾シェルターに座っている。私の家族も、娘も爆弾シェルターにいる。娘からも『パパ、愛している。勝ってね』とメッセージがきたんだ。私は怖かった」とメンタル的に不安定だったことも明かしていた。
また試合後には「レフェリーストップは早かったのでないか?」との疑問の声がSNSなどでボクシング関係者やファンから挙がっていた。