<プロボクシング:IBF世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇6日◇愛知県国際展示場
IBF世界フライ級王者の矢吹正道(33=緑)が、2度目の防衛戦で同級3位のレネ・カリスト(30=メキシコ)と対戦する。
矢吹は、昨年末に同級1位アルバラード(ニカラグア)にKO勝ちして初防衛に成功。他団体との統一戦やスーパーフライ級に階級アップしての3階級制を視野に入れている。今回の興行は運営会社の撤退により実現が危ぶまれたが、新たな支援先が見つかり開催の運びとなった。
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矢吹は5日の前日計量をリミットから100グラムアンダーの50・7キロでクリア。矢吹は「判定で勝つつもりで、KOで勝てたらいいかなと毎回思っている。まあ、判定で完勝するつもりで戦います」と口にした。
「判定で勝つ」は謙虚な発言に見えるが、KOを狙いすぎると力みにつながる、という自分に対する戒め。
矢吹は22年9月のタノンサック戦(7回TKO)以降、6試合連続KO勝ち。
試合前半でのKOは24年3月のビバス戦(4回TKO)だけで、あとの5試合は後半に相手を倒している。
特に2階級制覇に挑んだ25年3月のアヤラ戦、初防衛戦だった同12月のアルバラード戦と、2試合連続で最終の12回TKO勝ち。
アヤラ戦はIBFの25年度年間最高試合に選ばれている。
矢吹の戦績は19勝(18KO)4敗。
勝った試合で判定だったのは、日本ライトフライ級王者時代の20年12月の大内淳雅戦だけ。
勝った試合で相手をKOする確率は、驚異の94・7%となっている。
◆矢吹正道(やぶき・まさみち)1992年(平4)7月9日、三重・鈴鹿市生まれ。本名・佐藤正道。“あしたのジョー”の主人公・矢吹丈からリングネームをもらう。16年3月に1回TKO勝ちでプロデビューし、20年7月に日本ライトフライ級王座を獲得。21年9月にWBC世界ライトフライ級王座獲得も、寺地と22年3月の再戦に敗れる。24年10月にIBF同級王座を獲得し、25年3月には日本人選手で初めてIBF世界ライトフライ級とフライ級の同時2階級制覇。4月にライトフライ級王座を返上。正式にフライ級に転向し、25年12月に初防衛に成功。身長166センチの右ボクサーファイター。恭子夫人と1女1男。