矢吹正道「マジでやめてくださいね」亀田氏の電話切る、開催危機の裏側 防衛一夜明け会見

IBF世界フライ級王者矢吹正道は、2度目の防衛を果たして一夜明け会見。ニッカンスポーツを手にした

え、結構、影響あったやん…。プロボクシングIBF世界フライ級王者矢吹正道(33=緑)が2度目の防衛成功から一夜明けた7日、愛知県内で会見を行った。

同級3位レネ・カリスト(31=メキシコ)を相手に1回に2度ダウンを奪って大差の判定3-0で勝利。

運営会社の撤退などで、一時は開催危機に陥った興行。5月18日にプロモーターの亀田興毅氏が、開催微妙な情勢を説明していた。

矢吹は、あらためて影響を問われて「全くなかった」ときっぱり。

その後に意外な話を口にした。

「1日、2日はオイオイ、オイオイというのはあったかな。でもやめたら大変なことになるし、それはないだろうと。(入場)チケットの代金も、もう振り込まれている。何百人と。それをまた払い戻すとなったら…。もう頭が爆発しそうなので、(興行は)やるだろうと」と当時の心境を吐露。

亀田氏とは電話で1時間近く話し合ったという。

「興毅さんと話したら、最終的に、延期にもっていこう、という流れがあって。頼むな、的な。『いやいや、マジでやめてくださいね』といって、それで電話を切った」となかなかシビアな状況だったことを説明。

「もし(亀田氏が)できなかったら、緑ジムでやることになる。その場合は資金がない。それなら(自分の)ファイトマネーはいいと考えていた」

自分の試合報酬を、試合開催の運営費にあてることを考えていたことを明かした。

矢吹は前夜の勝利者インタビューで「多分、皆さん亀田さんのことが嫌いな人もいっぱいいるでしょうけど(笑)。まああの人はあの人なりにすごい考えてくれて、いいところもすごいあるんで」と亀田氏をフォローしていた。【益田一弘】