<プロボクシング:ダイヤモンドグローブ>◇9日◇東京・後楽園ホール◇観衆1104人
元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者の輪島功一氏(83)の孫で前日本ユース・ウエルター級王者の磯谷大心(24=三迫)が7連勝を飾った。好戦的なシェ・ジュンイ(21=中国)との同級8回戦に臨み、6回2分37秒、TKO勝ち。1回に右ストレートでダウンを奪うと、その後も左ボディー、ワンツーを打ち込み、8回にロープ際に追い込み、連打で後退させたところでレフェリーストップとなった。
それでも自己採点は辛かった。磯谷は「もっとキャリアを積んで強くなりたい。まだまだ未熟なので。プレッシャーをかけて、きれいに倒したかった」と口元を引き締めた。相手に圧力をかけ、的確にパンチを繰り出すことができず、ディフェンス時のバランスが崩れたことなど、いくつも反省点を挙げた。
現在はWBOアジア・パシフィック同級2位、日本同級7位につける。9日には、同級の3冠王座統一戦となる東洋太平洋同級王者佐々木尽(八王子中屋)-日本、WBOアジア・パシフィック同級王者セムジュ・デビッド(中日)戦が9月21日に行われると発表されたばかり。磯谷は「3本がまとめられるとチャンスは減る。佐々木尽選手とやらせたら面白いと思われるような選手にならないと世界とは言えない。まだまだレベルを上げて強くなって挑戦できればいい」と前向きに話した。
所属ジムの三迫貴志会長(52)からは「もっとキャリアを積まないといけない」と言われたという。指導を担当する父和広トレーナーは「外国人は初めてやって日本人とはリズムが違って独特で。良い勉強になったと思う」と収穫も口にした。“タイトル前哨戦”に合格点を出さなかった磯谷は「上位ランカーと試合したい。三迫会長と相談して決めたい。今回でみせてやろうと思ったが、満足させられない。もっと強くなって認めてもらえるように頑張ります」と決意を口にした。