<プロボクシング:フェニックスバトル157> ◇10日◇東京・後楽園ホール◇観衆1580人◇日刊スポーツホールディングス後援
22年ボクシング世界ユース優勝を含むアマ7冠の東洋、日本バンタム級3位坂井優太(21=大橋)が元アジア王者の強敵を撃破した。元東洋太平洋同級王者フローイラン・サルダール(37=フィリピン)との54・0キロ契約8回戦に臨み、7回0分47秒、TKO勝ちでデビュー8連勝を飾った。 2回に左ショート、左ボディーストレートで計2度のダウンを奪取。試合ペースを握ると、7回にコーナーに追い込み左右フックでラッシュを続け、レフェリーストップ勝ちした。
対戦相手のサルダールは36勝(25KO)8敗1分けのキャリアを持ち、世界挑戦経験もあるベテランだった。序盤に強く、パンチの破壊力がある過去最強の相手だった。坂井は「普段の練習から(太田光亮)トレーナーと一緒にやってきた。結果を出せて良かった」と満面の笑みを浮かべた。
今年3月はプロ初の判定勝利で、デビューからの連続KO勝利がストップした。“モンスター2世”と言われる坂井は「ネクスト・モンスターというところをみせたかった。前回は試合の組み立て方が悪かったので、スパーリングの中からコツコツやってきて。それが実戦できた」と手応えを口にした。
大橋ジムのホープたちが集結し「Rising stars of the boxing world」と銘打たれた興行だった。セミファイナルでTKO勝利した坂井は「片岡兄弟、藤木勇我が自分よりも優れたところをたくさん持っている」と先にプロ転向した先輩としてエール。現在、東洋太平洋、日本ともに3位まで上昇している。タイトル挑戦間近となる坂井は「そこは自分自身、いつでもできるように準備していきたい」と意気込んだ。【藤中栄二】