「これでメシでも」と10万円…大橋秀行氏「本当に親分肌で豪快な人」大先輩ガッツ石松さん悼む

プロボクシング元WBC世界ライト級王者でタレントのガッツ石松(本名鈴木有二=すずき・ゆうじ)さんが亡くなった。76歳だった。6月2日、肺炎のために都内の病院で死去したと11日、所属事務所ガッツエンタープライズから発表された。ガッツ石松さんが現役時代に所属したヨネクラジムの後輩で元WBA、WBC世界ミニマム級王者の大橋秀行氏(61=大橋ジム会長)は「ヨネクラジムの偉大な大先輩、謹んでご冥福をお祈りします」と追悼した。

大橋会長が日本プロボクシング協会の会長に就任した2010年、ガッツ石松さんも社会貢献などを目的としたプロボクシング元世界王者の組織「世界チャンピオン会」を立ちあげ、初代会長に就いた。大橋会長は「16年前ですね。すごく密に連絡を取り合っていました。うちのジムにも来てくれて。当時はジムの隣にあった焼き鳥店にも一緒に行ったりして。世界チャンピオン会の立ちあげメンバーが集まった時も『これでメシでも食っていけよ』と5~10万円を置いていってくれたり。本当に親分肌で、豪快な人でした」と思い出を語った。

4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)の試合が地上波から配信に変更となった3~4年前には、ガッツ石松さんから「井上はあれだけ強いのに、何でテレビで試合をやらないんだ、と連絡がありました。『試合を見る人がいなくなるぞ』と言われたので、自分が状況を説明したことが何回かありましたね」としみじみ。常にボクシング業界のことを気にかけていたと明かした。

大橋ジム初の世界王者となった川嶋勝重がWBC世界スーパーフライ級王座陥落後、王座返り咲きを目指した06年9月に直接指導するなど交流も深かった。

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