先月にエジプトで7度目防衛に成功したプロボクシングWBO女子世界スーパーフライ級王者昼田瑞希(30=三迫)が18日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで帰国会見を行った。5月23日(日本時間24日)、エジプト・ギザのピラミッド前の特設リング同国出身のマイ・ソリマン(28=オーストラリア)の挑戦を受け、3-0の判定勝利を飾っていた。三迫貴志会長、加藤健太トレーナーと会見に臨んだ昼田は「自分の成長につながる良い経験になりました」と安堵(あんど)の表情を浮かべて振り返った。
屋外リングのため、エジプト独特の強風の影響で砂が巻き上がるタイミングもあったという。挑戦者の出身地での防衛戦となったこともあり、ゴング直前の選手名コールでは大きなブーイングも浴びた。昼田は「アウェーだったので明確に勝たないといけないと思っていた。KOできずに悔しかった」と貪欲な姿勢もみせた。
リングサイドでは観戦していた元3団体統一ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(44=カザフスタン)から「本当に良い試合だった。スマートだ。今後も頑張ってください」と激励されたことを思い出の1つと明かし「感動しました」と笑顔もみせた。また同興行に起用してくれたサウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官にもあいさつし、グータッチを交わしたと報告した。
所属ジムの三迫貴志会長は「米国に渡って経験したことがエジプトでも生きていたと思う。(次戦は)今、いろいろ話しているところ。まだちょっと最終決定には至っていないが、近々、最終的に決まればいいなと思っている」と状況を説明した。海外では4団体統一女子フライ級統一王者ガブリエラ・フンドラ(24=米国)との対決を期待する声も挙がっている。そのビッグマッチを見据えつつ「(スーパーフライ級で)統一戦がしたい。年内にできたら最高だと思います」と希望していた。