プロボクシング前WBA、WBC世界フライ級統一王者寺地拳四朗(34=BMB)が「仕切り直し」の世界3階級制覇を目指す。7月20日、東京・両国国技館でWBO世界スーパーフライ級3位として同級4位イスラエル・ゴンサレス(29=メキシコ)との同級王座決定戦に臨むと19日、発表された。昨年7月、リカルド・サンドバル(米国)に判定負けし、フライ級統一王座から陥落。約1年ぶりの再起戦で3階級制覇を狙う。19日、都内のホテルで行われたカード発表会見に臨んだ。
3団体統一スーパーフライ級王座を保持していたジェシー・ロドリゲス(26=米国)のバンタム級転向による王座返上で待望のチャンスが巡ってきた、寺地は「本当に運が良いことにもう1回、チャンスをもらった。負けたままでは終われない。世界3階級制覇して、次につなげたい」と高揚感を口にした。
25年12月、サウジアラビア・リヤドで当時のIBF世界同級王者ウィリバリド・ガルシア(メキシコ)に挑戦するはずだったが、前日計量後に王者が体調を崩して試合中止の憂き目に。世界3階級制覇挑戦がいったんご破算になっていた。寺地は「あの時は本当に頭が真っ白になって辛かったが、すぐに切り替えてまたチャンスが来るまで頑張ろうと普段通りに練習してきた」と振り返る。結果的に1年かけてスーパーフライ級初戦に備えた形となり「(昨年)12月の時よりは体が大きくなった。今の方がスーパーフライ級に向いている」と手応えも示した。
本来はロドリゲスとの対決を希望してスーパーフライ級に転向した経緯がある。ロドリゲスの階級変更で対戦は遠ざかったものの、寺地のモチベーションは高い。「世界3階級制覇、WBOベルトも初めてで、モチベーションになっている。バム(ロドリゲスの愛称)とは対戦する話もあったが、(階級を)上げちゃったのでやるか分からないが、今は目の前の試合に向けて頑張っていく」と気合十分だった。
なお同興行ではWBA世界バンタム級王座決定戦が組まれ、同級1位増田陸(28=帝拳)と同級2位比嘉大吾(30=志成)が王座を懸けて拳を交える。また今年3月、WBC世界ライトフライ級王座を獲得した岩田翔吉(30=帝拳)が同級1位エリック・バディージョ(30=メキシコ)との初防衛戦に臨むこともそれぞれ発表された。