プロボクシング元日本スーパーフライ級1位の梶颯(28=帝拳)が2年7カ月ぶりのリング復帰を迎える。4日、東京・後楽園ホールで開催される所属ジム興行DYNAMIC GLOVE on U-NEXT45に登場。アブカール・ヤノン(21=フィリピン)とのバンタム級8回戦を控える。3日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席。300グラム少ない53・2キロでパスしたヤノンに対し、梶は400グラム少ない53・1キロでクリアした。
2試合連続のタイトル挑戦後の23年12月、篠田将人戦で7回TKO勝ちして以来のリングとなる。梶は「久しぶりの(調整の)感覚。うれしいですね。計量クリアするとようやく試合だなという実感がわきますね」と笑顔をみせた。
スタミナ強化やガードなどディフェンス面の修正を重ねながら、次戦決定を待っていたところで、スパーリング中に左眼窩(がんか)底を痛めて戦線離脱。約6カ月間は実戦練習ができなかったという。「いろんなことが重なった」。
もともと帝拳ジムで指導を受けてきたトレーナーの元東洋太平洋フェザー級王者葛西裕一氏が独立。都内にGLOVESジムを立ち上げて会長に就任したところでコンビ解消となった。試合がなかった期間、梶はGLOVESジムで会員向けのトレーナーとして働きながら、同氏の技術面のアドバイスも受けてきた。元師匠の言葉も大きな支えとなり、さらにカムバックへの思いを強くしたそうだ。
復帰戦のセコンドも葛西氏に入ってもらうという。梶は「しっかりと倒せるように。葛西さんとやってきて、帝拳ジムのトレーナーの方々にも協力していただき、いろいろ話もできた。長い休暇だったが良い期間だったと思う」と振り返った。
今後はバンタム級を主戦場にしていく意向。梶は「スーパーフライ級は(減量で)きつい状態が多かった。今回は良い調整できたと思う。しっかりと証明して『梶、変わったじゃん』と思われるような試合がしたい」とイメージを膨らませていた。