【ボクシング】旭道山のおい、アジア王者波田大和がV4防衛 日本王者に競り勝つも「甘くない」

防衛に成功した東洋太平洋スーパーフェザー級王者波田大和(中央)

<プロボクシング:DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol45>◇4日◇東京・後楽園ホール◇1952人

東洋太平洋スーパーフェザー級王者波田大和(29=帝拳)が王者対決を制し、4度目防衛に成功した。同級1位の日本同級王者・奈良井翼(26=RK蒲田)の挑戦を受け、2-0(95-95、96-94×2)の判定勝利を収め、ベルトを守り切った。事実上の統一戦とも言われたカードで競り勝った。左ストレート、右フックを駆使し、白星を挙げた波田は「自分のパンチが思った以上に当たったが、奈良井選手がテンポを変えると、自分は反応できなかった。ニコニコはできない」と気持ちを引き締めた。

自己最高となる500人の大応援団のバックアップを受けながらの勝利だった。波田は「ありがとうございましたという気持ちを俺の体で表現したかった。ちょっと何かしょっぱい顔になっちゃっていると思う。自分がスゲーところをみせたかったが、奈良井選手もスゲーところが伝わったと思う。甘くない」と自ら厳しく律した。

大相撲の元小結旭道山のおいで、父寿和さんも行司の木村寿之介という相撲一家に生まれた。両親から「勝つだけではダメだ」と圧倒的な勝利を求められていたという。波田は「案の定、怒られますね。これでほめられようとするのは、甘すぎます」と苦笑。現在、世界ランキングではWBC同級7位となったが「事実上の統一戦ができたのは良かったが、『お前、何しているだ』と思われる(内容)。国内で普通にやっているのかと。ズルズルやっているだけでは…」と最後まで、自らのパフォーマンスに納得いかない表情だった。