ボクシングWBA世界バンタム級1位増田陸(28=帝拳)が世界奪取へ「ジャパニーズ・フラッシュ(日本の閃光=せんこう)」を目指す。20日、東京・両国国技館で同級2位比嘉大吾(30=志成)との同級王座決定戦を控える。7日には都内の所属ジムで練習を公開した。3月に「フィリピーノ・フラッシュ」が愛称の元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)を下した経験も生かし、得意の左に磨きをかけてKO勝ちを狙う意欲を示した。
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公開練習に姿をみせた増田は、元WBA、WBC世界スーパーフェザー級統一王者フラッシュ・エロルデ(フィリピン)が描かれたTシャツを着用していた。今年3月のWBA同級挑戦者決定戦では「フィリピーノ・フラッシュ」ドネアを8回TKOで下すなど「フラッシュ」とは縁がある。「フィリピーノ・フラッシュを経てジャパニーズ・フラッシュを体現したい気持ちが少しある」と笑顔をみせた。
同門の先輩で、12度の防衛記録を持つ元WBC世界バンタム級王者山中慎介と同じサウスポー。山中と同じ大和心トレーナー(50)の指導を受ける。山中の愛称「神の左」にちなみ「神の左の継承者」とも呼ばれる。もちろん武器はキレ味鋭い左ストレート。「真剣で向かってくる相手に対し、ライフルで撃ち込むような展開に」とイメージを膨らませた。
正規王者だったジェシー・ロドリゲス(26=米国)が最新ランキングでスーパー王者に昇格。6月19日のカード発表段階では、まだロドリゲスが正規王者だったこともあり、増田は「きれいな形でタイトル戦になったのでうれしく思う」と決意を新たにした。
総スパーリング数は120回に到達。「自然な形でKOにつなげたい」と手応えを口にした。輝きが増した閃光の左で世界を制するつもりだ。【藤中栄二】