プロボクシングWBC世界ライトフライ級王者岩田翔吉(30=帝拳)が「軽量級ビッグマッチ」実現を希望した。
同級1位エリック・バディージョ(30=メキシコ)との初防衛戦(20日、東京・両国国技館)を控えた18日、東京ドームホテルで公式会見に出席した。19勝8KOの無敗挑戦者と初対面し「身長は思ったよりも高くなかった。いざ会ってみたら大きくない」と精神的な余裕を口にした。
挑戦者とのツーショット撮影にも応じ、戦いのスイッチが入った様子。岩田は「世界(王者)に返り咲いてから準備してきたことを明後日、みなさんの前でお見せできることを楽しみにしている」と気持ちを高揚させた。
先月、米メディアを通じ、1階級下となるWBA、WBO世界ミニマム級統一王者オスカー・コラーゾ(29=プエリトリコ)から対戦要求を受けたことにも言及した。米老舗専門誌ザ・リング選定のパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強ボクサー)ランキングで10位に入り、サウジアラビアでも世界戦を経験しているコラーゾが「ぜひ岩田翔吉とバティージョの勝者と戦いたい」と希望していることを知った。岩田は「めちゃくちゃうれしい。軽量級でのビッグマッチをやれる可能性が自分にはある。その状況に感謝している」と意欲を示した。
昨年3月、現WBA、WBO世界同級王者レネ・サンティアゴ(34=プエルトリコ)に判定負けを喫しており、リベンジへの思いもある。軽量級ビッグマッチ実現、そしてサンティアゴとの再戦を視野に入れながら、WBCから指名された挑戦者を迎え撃つ。
WBO世界同級王者時代にはできなかった初防衛成功という「鬼門」。岩田は「自分は言葉だったり、目に見えるものよりも、見えない本当に大切なことを大事にしている。自分の試合で当日、みせたい。言葉で言ったところでもしようがない。試合で本当に世界に返り咲いてからの良いトレーニングを1個1個課してクリアしてきた。それを当日のファイトでみてほしい」と言葉に力を込めていた。