「誰だと思ってるんだ。俺は那須川天心だ」井上拓真と9・27リマッチ KOでのリベンジを宣言

再戦が決まり記念撮影する井上拓真(左)と那須川天心(撮影・滝沢徹郎)

プロボクシングWBC世界バンタム級1位の那須川天心(27=帝拳)が、倍返しのリベンジKOを宣言した。同級王者井上拓真(30=大橋)との再戦が9月27日、トヨタアリーナ東京で行われることが23日、都内で発表された。王者とそろって会見に臨んだ那須川は「ボクシングにきて初めて負けた。預けたものはかなりでかい。しっかりと利子をつけて持ち帰りたい」と自信をみなぎらせた。

昨年11月24日に同級王座決定戦で対戦して判定負けを喫した。キックボクシング時代を含めた格闘技人生で初めての黒星だったが、今年4月の同級挑戦者決定戦で元2階級制覇王者のフアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)に9回終了TKO勝ち。レジェンドを強打で圧倒して、自らの力で挑戦権をつかんだ。

敗戦からわずか10カ月での再戦。時期尚早の声もあるが「自分の拳で勝ち取った挑戦権。“1年で差が縮まるのか”という声もあるけど、誰だと思ってんだ。俺は那須川天心だ。みんなが思う1年間と自分の1年間は違う。成長する姿を見せる」と那須川。前戦から指導する葛西裕一トレーナーも「エストラーダ戦より数段パワーアップしている」と証言した。

すでに千葉・成田市内での走り込み合宿や、大阪でのコンディショニング合宿も消化した。「何がきても大丈夫なように準備している。前回とは(戦術は)ガラッと変わる。ふつうに勝つ勝ち方はだめ。しっかりKOしないと。レフェリングは割れる。人の手にゆだねるのではなく、自分の拳で決着をつける」。雪辱へ那須川はあくまで完全決着にこだわった。【首藤正徳】