プロボクシングWBA世界ミニマム級2位の石井武志(26=大橋)が9月2日、横浜BUNTAIで同級3位の元WBO世界同級王者ウィルフレド・メンデス(29=プエルトリコ)との同級王座決定戦に臨むと28日、発表された。松本流星(28=帝拳)の王座返上で空位となった正規王座を争う。なおスーパー王者にはWBO王座も保持するオスカー・コラーゾ(29=プエルトリコ)がいる。同興行ではWBA世界ライトフライ級王座決定戦も組まれ、同級1位吉良大弥(23=志成)が同級2位カルロス・カニサレス(33=ベネズエラ)と拳を交える。
石井、吉良は27日、横浜市内のホテルで開催された興行発表会見に出席。石井は「22年にデビューして4回戦から始まり、この日のためだけにやってきた。9月2日、必ず世界王者になります」と意気込みを示した。メンデスは過去に谷口将隆、重岡優大と日本人と対戦しており「日本人選手が倒しているので自分もKOで勝ちたい」と強い決意を示した。
所属ジムの大橋秀行会長(61)は「ヨネクラジムが世界王者5人。僕はそれを目標にやってきた。今、大橋ジム5人で、次は6人目。やっぱりそれをモチベーションにしている」と説明。師匠の目標を託された石井は「ラウンド数とは気にしていないが、心を折ってギブアップさせたい」と強調。さらに「正直、(故郷の)福岡から出てくる時に今の位置が想像できなくて。ついにきたなと」と気持ちを引き締めた。
プロ13戦目で世界初挑戦となる石井は福岡・うきは市出身。キックボクシング時代は大和KICKで第2代52・5キロ級王座を獲得した。キックでは自らの適正階級がないため、尊敬する元K-1スーパーバンタム級王者で前WBO世界バンタム級王者武居由樹(30=大橋)の背中を追って21年からボクシングに転向。22年には全日本ミニマム級新人王、24年9月には東洋太平洋同級王座を獲得していた。
昨秋から武居と同じ八重樫東トレーナーの指導を受けており、公私ともに関係性が深い。石井は「特にすごくちゃんと言われたわけではないが、プライベートで一緒にいる時に『お前すごいよ』と言ってもらえました。あと『これからだよ』と。心に刺さりました」と兄貴分に続く、世界王座奪取に向けて燃えていた。