プロボクシング元WBA、WBC世界ミニマム級王者の大橋秀行氏(61=大橋ジム会長)が、母校・横浜高野球部の全国高校選手権16強入りを手放しで喜んだ。日南学園を10-1で下し、3回戦進出。先発した横浜の小林鉄三郎投手(2年)が力投し、6回裏無死二、三塁のピンチに救援登板したエース織田翔希投手(3年)が併殺などで無失点に抑え切った。7回表から打線が爆発し4点を追加し、9回には満塁本塁打も生まれた。3回無失点で抑えた織田の存在感が際立つ展開となった。
大橋氏は「小林鉄三郎投手は2年生ながら良い仕事をしたと思う。あの力投があったから『織田劇場』になったと思う。本当に流れを変える『織田劇場』でした。すごかった」と祝福した。この日の織田の救援には98年夏、「怪物」と言われた横浜エース松坂大輔の「伝説」を思い出したという。
準々決勝のPL学園戦で延長17回、250球を投げきって勝利した松坂が翌日の準決勝、明徳義塾戦で先発を外れたものの、9回から途中登板して無失点に抑えきり、逆転サヨナラ勝ちにつなげたシーンが同氏の頭に浮かんだそうだ。
同氏は「あの松坂投手をほうふつさせる伝説の投球になるんじゃないですかね。しかも156キロの剛速球で。(日南学園の強打者)田中皐晴選手を(申告敬遠で)歩かせたのが良かった」と振り返った。
次戦は16日。大橋氏は「今日は期待の持てる勝ち方だった。次はベスト8の戦い。気を抜かずに勝ち上がってほしい。(80年夏優勝の横浜エース)愛甲(猛)さんの時もそうだったけど。こういう神がかった時は良い結果が出るもの」と高揚感を漂わせていた。