【ボクシング】元世界王者・小国以載、世界前哨戦で痛恨8回TKO負け「情けない終わり方」

世界前哨戦で8回TKO負けを喫した元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(中央)

<プロボクシング:TreasureBoxing14大会>◇16日◇東京・後楽園ホール◇1668人

元IBF世界スーパーバンタム級王者小国以載(38=角海老宝石)が「世界前哨戦」で痛恨の黒星を喫した。WBOアジア・パシフィック・フェザー級11位アレックス・サンティシマ(26=フィリピン)とのスーパーバンタム級10回戦に臨み、8回1分8秒、TKO負けを喫した。1回に腰への激痛を感じて思うように動けず、最後は右ストレートを浴びたところでレフェリーストップとなった。

試合後、控室で腰をアイシングしながら小国は「1ラウンドで腰がアカンと。左の腰に電気が走ったみたいにめっちゃ痛くて。力が入らなかった。なすすべなく、もう(腰が)もたなかった」と淡々と振り返った。

今年4月、元WBAスーパー、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)に判定勝利し、世界ランキングに復帰。WBA11位、WBC12位、WBO6位に名を連ねていた。国内最高齢記録となる世界王座返り咲きを狙っていたが「ボクシングは何があるか分からない。もう(世界戦の)チャンスはないでしょ。一気に世界ランキングもなくなると思うし甘くない。情けない終わり方」と肩を落とした。

4団体統一同級王者井上尚弥(33=大橋)が来年中のフェザー級に転向する見通し。次戦が世界戦になる可能性もあっただけに痛恨の黒星となってしまった。世界王座獲得の国内最高齢記録は35歳9カ月。その記録を狙うことは困難になった。小国は「(37歳の)井岡(一翔)くん、(38歳の)尾川(堅一)さんに期待します」と記録更新を託していた。