プロボクシングWBA世界ライトフライ級1位吉良大弥(23=志成)が世界初挑戦(9月2日、横浜BUNTAI)に向け、17日に東京・目黒区のジムで練習を公開した。同級2位の元世界王者カルロス・カニサレス(33=ベネズエラ)との同級王座決定戦を控え、シャドーボクシング、大里拓未トレーナー(28)とのミット打ちをそれぞれ1ラウンドずつ披露。元世界4階級制覇王者田中恒成と並ぶ国内最速5戦目の世界奪取へ、順調な調整ぶりをうかがわせた。
プロ転向のきっかけとなった東京農大の大先輩で同門の元世界4階級制覇王者井岡一翔(37)から世界戦に向けた調整中に助言をもらったという。吉良は「最近、1番印象に残っているのが、前回のスパーリング前に『余裕を持ってやれよ』と言われた。それがうれしく大事な言葉だった。結構、世界戦なので張り詰めてしまうが、いい具合に脱力できるというか。抜けすぎずに。気持ちのバランスが取れる。やっぱり分かっているんやなと感じた」と明かした。
24年6月のプロデビュー時には「井岡さんはジムの偉大の先輩。そこを目指して、超えていかないといけない」と掲げていた。その目標は「変わっていない」と強調した。井岡は当時の国内最速となるプロ7戦目で世界王座獲得に成功。吉良が5戦目で奪取すれば「井岡超え」の第1歩となるだけに「確かに、そうかも」と笑顔をみせた。さらに「でも、まだ大げさかな。井岡さんを超えたと思えるのは僕が5階級制覇した時だと思う」と補足し、まずは5戦目の記録達成に集中していた。