プロボクシングWBA世界ライトフライ級1位吉良大弥(23=志成)が世界初挑戦(9月2日、横浜BUNTAI)に向け、17日に東京・目黒区のジムで練習を公開した。同級2位の元世界王者カルロス・カニサレス(33=ベネズエラ)との同級王座決定戦を控え、シャドーボクシング、大里拓未トレーナー(28)とのミット打ちをそれぞれ1ラウンドずつ披露。吉良は「判定でもKOでも相手に合わせていろんなことをして圧倒的に勝ちたい。結構、倒す気持ち。ラウンド数は分からないが、倒す気持ちはある」と笑顔。元世界4階級制覇王者田中恒成と並ぶ国内最速記録となるプロ5戦目の世界奪取に手応えを示した。
当初はWBA、WBO世界同級統一王者レネ・サンティアゴ(プエリトリコ)との指名試合がWBAから義務づけられたが、王者が練習中にひじを負傷。WBA休養王者となり、先月にカニサレスとの王座決定戦に切り替わった。現王者ではないものの、カニサレスは過去に寺地拳四朗、田口良一、木村翔、小西伶弥と日本人と対戦。WBA、WBCの同級王座を獲得している強敵だ。対策期間は短かったが「今の想像だけどパワーもスピードも勝っている。良い意味でも悪い意味でも感覚的に(王者が)動くと思うので、頭を使えるところも」と自信を示した。
世界戦に向けたスパーリング数もトータルで120ラウンドに到達。同門のWBA世界スーパーフェザー級4位堤駿斗(27)らの減量面をサポートする元プロボクサー海藤正晴氏のもとで体重調整も進んでいるという。佐々木修平会長(41)は「キャリアは少ないですけど、大弥らしい勢いをうまく生かした試合をしてほしい」と大きな期待。吉良は「今、ジムにベルトが1本もない。1番(年齢が)下の僕が取ることで少しジムに何かの意味になったらと。全力で取りにいきたい」と意気込んでいた。