ボクシングのダブル世界戦は2日、横浜BUNTAIで行われる。WBA世界ミニマム級2位石井武志(26=大橋)は同級3位ウィルフレド・メンデス(29=プエルトリコ)との同級王座決定戦を控え、1日に横浜市で前日計量に出席。両者ともクリアした。兄貴分の武居由樹(30=大橋)の熱いエールを力に変え、初挑戦初奪取を狙う。WBA世界ライトフライ級王座決定戦に臨む同級1位吉良大弥(23=志成)、同級2位カルロス・カニサレス(33=ベネズエラ)も計量パスした。
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リミットより100グラム少ない47・5キロでクリアした石井は自信に満ちあふれた。47・3キロでパスしたメンデスと約11秒間のフェースオフ(にらみ合い)を展開。求められた握手に真顔で応じた。同級で長身の166センチの元WBO王者に対し、石井は156センチと10センチ差があったが、体の厚み、筋肉の盛り上がりは石井が格段に上。「この試合に懸ける思いが体に出ていると思う。コンディションはめちゃくちゃ良い」と気合を入れ直した。
地元の福岡で3年間、プロキックボクサーとして活動後、21年に兄貴と慕う元K-1スーパーバンタム級王者で前WBO世界バンタム級王者の武居の背中を追ってボクサーに転向した。その武居は言う。
「ずっと一緒にいて弟みたいな存在。コツコツ頑張ってきたことも知っている。自分よりも努力家。フィジカルの強さも、根性もすごくある。それが実を結ぶと思う」
熱いエールを送る武居の存在は大きい。「僕の思いは分かってくれている。明日は必ず世界王者になる」。武居に続き、大橋ジム6人目の世界王者になる準備は整った。【藤中栄二】