6月2日に肺炎のため76歳で死去したボクシング元WBC世界ライト級王者のガッツ石松さん(本名・鈴木有二)のお別れの会が2日、東京・後楽園ホールで開催された。日本人初のライト級世界王者となり、引退後はタレントとして活躍。ボクシング界や芸能界から約600人が参列した。
祭壇はボクシンググローブをあしらった赤色のカーネーションで彩られ、背景のリング上には現役時代のガウンやトレードマークの三度笠が設置。ヨネクラジムの後輩の大橋秀行氏が「『幻の右を教えてやる』と言われて、トイレでひたすらシャドーをさせられた」と明かすと、会場は笑いに包まれた。元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏は訃報(ふほう)を知った時に「ホテルの部屋でずっと泣いた」と告白。涙声になりながら「まだまだ一緒に遊び、一緒に仕事をしたかった。ガッツさんを一生忘れない」と悼んだ。
終盤には黙とうの10カウントゴングが響き、最後は参列者全員でガッツさんの決めぜりふ「OK牧場!」と斉唱。多くの人から愛された人柄を表すように、笑顔と涙にあふれた別れとなった。【藤塚大輔】