プロボクシングWBA世界ライトフライ級王者の吉良大弥(23=志成)が、最速2階級制覇記録挑戦に意欲を見せた。国内最速タイのプロ5戦目での世界王座獲得から一夜明けた3日、都内の所属ジムで会見に臨み「狙えるタイミングなら狙っていきたい」と明言した。
吉良は2日に横浜BUNTAIで行われた同級王座決定戦で同級2位カルロス・カニサレス(33=ベネズエラ)に左フック一撃で7回TKO勝利を収め、元世界4階級制覇王者の田中恒成と並ぶ国内最速での王座獲得に成功。試合後は減量苦からフライ級への転向も示唆していた。
2階級制覇の世界最速記録は元3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の7戦目で、国内最速は4階級制覇王者の井上尚弥と田中恒成の8戦目。ベルトとともに2つの大記録を更新する権利を手にした吉良は「誰でもできることじゃない。今の自分の立場でしかできないことに価値がある」と意欲を見せた。
世界王座獲得から一夜明けて、次戦をこのままライトフライ級で戦うか、フライ級に上げるかについては「まだ分からない。落ち着いて考えたい」と明言を避けたが、陣営が計画している大みそか興行の出場の意思を問われると「はい」と前向きに答えた。
次戦もライトフライ級にとどまる場合は、負傷で吉良との指名試合に出場できなくなったWBA、WBO世界統一王者レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)との統一戦が濃厚。復帰を目指す元4階級制覇王者の井岡一翔(37=同)とともに恒例の“大みそかボクシング”の新たな顔になりそうだ。