<プロボクシング:東洋太平洋ライト級タイトルマッチ10回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール◇観衆1516人◇日刊スポーツホールディングス後援
史上初となる高校8冠を含むアマ10冠の東洋太平洋ライト級王者今永虎雅(27=大橋)が初防衛に成功した。
同級6位ジュン・ミンホ(33=韓国)の挑戦を受け、3-0(97-94、98-92、99-91)の判定勝利。初防衛に成功した。挑戦者の顔とボディーに左ストレートを打ち分け、丁寧に打ち分けながら主導権を握った。右カウンターを狙う相手の動きを見極めながらワンツーをヒットさせ、ベルトを守った。
今永は「普段、意識していることをそのまま切らすことなくやれた。まだまだこれからだけど、少しずつ成長も実感している。絶対に世界王者になるので、自分のこと信じて」と安堵(あんど)の表情。ただKOを意識しているだけに、タフなジュンを倒し切れず「倒したかった」と反省することも忘れなかった。
昨年9月、日本同級王座獲得後、すぐに王座返上。同12月にはサウジアラビアで当時世界ランカーだったエリドソン・ガルシア(ドミニカ共和国)とのノンタイトル戦で僅差(きんさ)判定負けでプロ初黒星を味わった。今年3月下旬から5月上旬まで約1カ月間、希望していた米修行を敢行。同6月には大阪で元日本王者仲里周磨(オキナワ)との東洋太平洋同級王座決定戦で判定勝利。日本に続き、アジア王座も獲得していた。
自身初の防衛戦でもあった今永だが「初防衛戦の意識は特になかった。目指しているのは世界だし、日々成長することを意識しているので」と世界への意識を高めていた。