プロボクシングWBC世界バンタム級王者井上拓真(30=大橋)が15日、横浜市の所属ジムで練習を公開した。27日、トヨタアリーナ東京で同級1位(28=帝拳)の挑戦を受ける。昨年11月以来、約10カ月ぶりとなる那須川との再戦に向けて意気込みを示した。所属ジムの大橋秀行会長(61)は「いつも通りやって、勝っていくと思います」と確かな手応えを口にした。
那須川戦に向け、井上は4団体統一スーパーバンタム級王者の兄尚弥(33=大橋)ら「チーム井上」で8月中旬に北海道・夕張合宿を実施。約1週間の日程だった。大橋会長は「ジムとしても初めての北海道合宿だった。最初、熊が出るからやめろと止めたのだけど、まあやっぱりボクシングのために」と許可したことを明かした。6月から事前に現地と連絡を取り合いながら、万全の熊対策を敷いて合宿に取り組んだという。
自然の中を走り込む下半身強化を中心としたメニューで、集中的に那須川戦の土台作りを行った井上は「初めての北海道合宿だった。暑い夏の時に行って、しっかりと走り切れた。暑すぎなかったので」と大きな収穫を口にしていた。