<プロボクシング:女子フライ級4回戦>◇15日◇東京・後楽園ホール
レスリング世界選手権3度優勝を誇る元総合格闘家の山本美憂(52)が、プロボクシング日本デビュー戦をKO勝利で飾った。15日、東京・後楽園ホールで行われた女子フライ級4回戦で田口智香(33=花形)に3回TKO勝ち。総合格闘技引退後にボクシングに転向した山本は2戦目で初勝利を挙げた。
3回1分すぎにサウスポースタイルからの左フック一撃でダウンを奪うと、立ち上がった相手に猛ラッシュ。最後に右フックを打ち抜くと田口は再び腰からダウン。レフェリーが試合を止めた。「自分を信じて練習してきた成果。レスリングをやっている頃からボクシングが好きだった。これからもずっとボクシング」と山本は涙を流した。
日本ボクシングコミッション(JBC)によると52歳42日での国内公式戦出場は最年長記録。山本はレスリング時代にカナダ国籍を取得。今年3月のオーストラリアでのプロデビュー戦は判定負けを喫したが、その後、KOBE長谷川ジムの元世界3階級制覇王者の長谷川穂積会長(45)のもとで練習を積んできた。「体力は全然大丈夫。いけるところまでやります」。52歳の新人ボクサーはさらに上を目指す決意を口にした。【首藤正徳】