プロボクシング元IBF世界バンタム級王者西田凌佑(30=六島)が17日、大阪市内の所属ジムで、27日のトヨタアリーナ東京で行う同スーパーバンタム級暫定王座決定戦に向けた公開練習を実施した。
同級2位サム・グッドマン(27=オーストラリア)と対戦する同級1位の西田が勝てば、バンタム級に続き世界2階級制覇となる。
1・8キロ違う一つ上の階級にしての大一番に「コンディションはいい。この時期にきても集中して、考えて練習ができている。やはり減量の影響が少し減ったぶん」と、好調さをアピールした。
枝川孝会長からこの日、報道陣の前でスパーリングの実施を提案されたものの、本人は「手の内を見せたくはない。何となく雰囲気やクセも分かってしまう」と拒否。同会長は「選手ファーストなので尊重します」と苦笑い。ミット打ちなどで汗を流した。
当日の展開については「グッドマン選手は強いので、自然とおもしろい試合にはなるのかなと思う」と意気込んだ瞬間、枝川会長から「塩試合になっとるんちゃうか?」と冗談で突っ込まれて、即座に「塩にはたぶん、ならないですね」と言い返した。
今回の興行権は陣営が落札でつかんだ経緯があり、西田は「本当に大きなチャンスをつくっていただいているんで、ものにしないといけない。暫定タイトルだが、取ればこの先、いろいろなプランが見えてくるので絶対に取りたい」と、秘めた闘志を言葉にした。
西田は24年5月、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に判定勝利し、IBF世界バンタム級王座を獲得。初防衛後の25年6月、当時WBC世界同級王者中谷潤人(M・T)との王座統一戦に敗れ、王座から陥落。今年2月に、スーパーバンタム級転向初戦を勝利で飾っていた。