プロボクシング前WBA世界ミニマム級王者松本流星(28=帝拳)が18日、東京・新宿の帝拳ジムで練習を公開した。WBO世界同級1位として27日、トヨタアリーナ東京で同級2位ラッセル・アコスタ(27=メキシコ)との同級暫定王座決定戦を控える。シャドーボクシングをはじめ、田中繊大トレーナー(54)とのミット打ち、サンドバッグ打ちを披露。17日にスパーリングも打ち上げ、総ラウンド数は150回以上となっているそうだ。
小学校時代の同級生で、3~4年前から交際していた依舞(いぶ)さん(28)と8月8日に婚姻届を提出。結婚後初の試合が今回の世界戦となる。松本は「(令和)8年8月8日に末広がりなので入れました。あんまり変わることはないけど、負けられない気持ちは結婚後も変わらない。しっかりやりたい」と強い決意。また昨年8月にリング禍で亡くなった日大先輩で東洋太平洋ランカーの神足茂利さんの命日でもあり「シゲ先輩こともあり自分にとっては忘れられない大切な日」とした。
王座返り咲き後には依舞夫人が希望する結婚指輪を購入することになっている。松本は「絶対に勝って指輪代を稼がないといけない。もう(指輪の)金額とかも3ケタで紙に書いてあったので頑張らないといけない。モチベーションですかね」と冗談交じりに意気込みを示した。交際後に同居しており、減量食のサポートも受けてきた。松本は「バランス良い食事で計量2、3日前まで食べられるようにしてもらっている。最後まで動けるし、1人でやっている時よりも助けられている」と感謝した。
暫定王座ベルトを懸けて拳を交えるアコスタとは無敗同士。松本は「全勝対決というのは自分の中で楽しみなものがある。負けたことがない同士でやってどういう結果になるのか。楽しみ」と自信の笑みを浮かべた。アコスタが右ファイタータイプとなるだけに、田中トレーナーは「相手がものすごい好戦的な相手なのでかみ合うと思う。松本流星はくっついても離れてもうまいボクシングができる。彼の引き出しをいろいろと披露することができる試合になると思う」と太鼓判を押した。
WBAスーパー王座も保持するWBO正規王者オスカー・コラーゾ(29=プエルトリコ)が10月11日、米シカゴで予定されるWBA、WBC世界フライ級王座挑戦のリングに立った時点で、暫定王者が正規王者となることが決まっている。
松本は「いったんは暫定王座戦ですけど、正規王者になる見込みで、自分の目指しているところ」と気合を入れ直していた。