【ボクシング】アジア王者佐々木尽「KOの嵐にしたい」2冠王者デビッドと王者対決へ計量クリア

ウエルター級3冠王座統一戦の計量をクリアした東洋太平洋同級王者佐々木尽

プロボクシング東洋太平洋ウエルター級王者佐々木尽(25=八王子中屋)が3冠奪取を狙う。21日、東京・八王子のたま未来メッセで日本、WBOアジア・パシフィック同級統一王者セムジュ・デビッド(33=中日)との3冠王座統一戦を控える。20日には試合会場でファン公開の前日計量の臨み、両者そろって66・5キロで計量クリアした。

200人以上のファンが詰めかける中、佐々木は「ついに明日、この八王子の地で暴れる日がきました。セムジュ選手の名前を調べたら雨を降らす、雨をもたらすという意味だそう。だったらオレの仕事は簡単だと。この会場に雷を落とすだけ」と力強く宣言した。

試合当日のゴング時間頃に、台風25号が関東に最接近する。佐々木は「明日は台風も近づく。自分のKOの嵐にしたい。明日は偽りのない真実を伝える。ボクシングの素晴らしさを伝える」と自信に満ちた表情を浮かべた。

今夏、約1カ月間の米ラスベガス合宿に取り組んだ。アマチュアで18冠を達成したボクサーら同級の実力者たちとスパーリングを重ね続け、最後は夢の中でも戦っていたという。

佐々木は「スパーリングの最後の1週間、寝ぼけて壁を殴ってしまって拳を痛めました。打撲で1週間ぐらいスパーリングできなかった」と苦笑。指導を担当する中屋広隆トレーナーは「尽は寝てもボクシング。24時間ボクシングしている」と真剣な表情で口にした。

まさにアジアの同級最強を決めるリングとなる。地元ファンの熱い声援を浴び、さらにモチベーションが上がった佐々木は「雷を落とすだけ。台風が自分の試合の頃にちょうどきてくれるので、自分がKOの嵐を迎えにきてくれる感じですね。しっかりと倒して、世界に向けて当たり前のように結果を残すだけ」と余裕の表情を浮かべた。【藤中栄二】