23年全日本Vの中山颯太、プロデビューへ計量パス「あいつより良いところを」弟聖也を意識

プロデビュー戦に向けて計量パスした23年全日本選手権優勝のルーキー中山颯太(左)。右は対戦相手のウェンデル・ババソル

ボクシング23年全日本選手権優勝、24年アジア選手権銀メダルの実績を持つ中山颯太(22=帝拳)がプロデビューする。3日、東京・後楽園ホールで行われるDYNAMIC GLOVE on U-NEXT48に初出場。ウェンデル・ババソル(24=フィリピン)との56・0キロ契約体重6回戦を控える。2日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、54・9キロでパスしたババソルに対して55・7キロクリアした。

プロ初陣の対戦相手と同じサウスポーの東洋太平洋スーパーフェザー級王者波田大和(29)、前WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者藤田健児(32)ら同門の先輩となるトップクラスとスパーリングを重ねて自信をつけてきた。中山は「練習はしっかりやってきた。何もさせないボクシングをしたい。自分の距離感をつかませないまま、一方的に攻めたい」と決意を示した。

中山は身長173センチの右ボクサーファイターで「中山3兄弟」と呼ばれる長男。今年6月にプロテスト(B級=6回戦)に合格した。次男鉱一(21=駒大3年)はオリンピック(五輪)での金メダルを目指し、三男聖也(19)は大橋ジムに入門。今年8月には東京・後楽園ホールでナッタポン・ジャンケーウ(30=タイ)とのプロデビュー戦で6回0分52秒、TKO勝利を挙げた。

先に弟が上々のプロデビューを飾っている。観客席から応援していた中山は「(勝利のバトンを)託された感はない。ちょこちょこ会ったり、電話も来るけど、託された感はない。でも変な試合したらあいつに言われそうなので、あいつより良いところをみせたい」と意気込んでいた。【藤中栄二】