井上尚弥、27年中のフェザー級転向&5階級制覇へ「いずれ確実に挑戦…キャリア後半にしっかり」

「井上尚弥THE DAY展」を内覧する4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(撮影・中島郁夫)

プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)がファンイベントでフェザー級転向&世界5階級制覇への思いを口にした。22日、東京・渋谷区のワールド北青山ビルで開催された「井上尚弥 THE DAY展」(22~27日)初日に来場。5月2日、東京ドームで行われた中谷潤人との防衛戦で判定勝利した際のフォトパネル、試合用のグローブ、ガウン、トランクス、世界主要4団体の王座ベルト、米老舗専門誌ザ・リング認定ベルトなどの展示を内覧し、ファン147人を集めたイベントも実施した。

イベントの最後、井上は「フェザー級はいずれ確実に挑戦して、キャリア後半にしっかりとフェザー級を主戦場としてやっていきたいと思う。フェザー級挑戦はみなさんと一緒に挑戦したいと思っている。フェザー級王者になるとことを見届けていただけたらうれしく思う」と宣言した。

現在は27年3月予定で、「バム」が愛称となるWBA世界バンタム級スーパー王者ジェシー・ロドリゲス(26=米国)との対戦が濃厚となっている。実現すれば米老舗専門誌ザ・リングのパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ボクサー)ランキングで井上が1位、ロドリゲスも4位というPFP対決となる。

井上は「うわさされる選手(ロドリゲス)か、フェザー級挑戦を視野に入れている」と従来通りに現状を説明。ロドリゲス戦が実現しなかった場合、フェザー級でターゲットにする世界王者について「タイミング次第。3月か、あるいはその先なので。世界王者のスケジュールもあるので、こだわりはない。まずは1つ目のベルトを確実に取りたい。タイミングの合う世界王者に交渉していけたら」と明かした。

同級王者はWBAが空位、WBCがブルース・キャリントン(29)、IBFがアンジェロ・レオ(32=ともに米国)、WBOはラファエル・エスピノサ(32=メキシコ)となる。井上は「フェザー級王者は(自分と)みんなはやりたいのではないか。普通に防衛戦をやるよりファイトマネーも高い。みんなが望む試合だろうし、あとは時期とタイミング」と笑顔をみせた。

次戦は現状、スーパーバンタム級ラストマッチか、フェザー級転向で5階級制覇を目指すかの二択となる。井上は「自分としては(フェザー級に)上げる方が発揮できるものあるのではないか。でも焦らなくても上げるには上げる。これで1戦、スーパーバンタム(級の試合)を挟もうが、次は上げるので。それが来年3月になるのか、その次になるのかなので。フェザー級を見たいというファンも落ち着いてくれと」と話した。【藤中栄二】