【ボクシング】アマ6冠の田中将吾、2度目王座戦で一気に2冠王者に 野上翔に逆転TKO勝利

野上翔に勝利し東洋太平洋と日本フライ級のベルトを肩にかけ勝名乗りを受ける田中将吾(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:フェニックスバトル162大会>◇29日◇東京・後楽園ホール

アマチュア6冠で東洋太平洋フライ級2位、日本同級13位の田中将吾(24=大橋)が2冠王者となった。東洋太平洋、日本同級統一王者野上翔(26=RK蒲田)に挑み、8回1分26秒、TKO勝利。1回に右フックを浴びてダウンを喫しながらも後半にかけて追い上げ、8回には右ストレートでダウンを奪い返した。最後は連打で攻め込み、レフェリーストップ勝ちとなった。

劇的な逆転KO勝利となった田中は「野上選手は本当に強く、良い戦いができました」と感極まった表情。サウスポーの王者野上の足を使いながらワンツー、左強打と狙うスタイルに「前半は正直、パンチが当てられなくてすごく焦った」という。それでも3回には距離を詰め、打ち合いに持ち込んだ。

田中は「練習でやってきたことを全部出したら後半まくれると思った。最後は本当に気持ちだけだった。相手も効いているのが分かったので最後いきました。強い気持ちでいけた」と達成感いっぱいの笑みも浮かべた。

今年5月、東京ドームでWBOアジア・パシフィック同級王者の富岡浩介(24=RE:BOOT)と引き分けた。タイトル初挑戦での王座奪取を逃して以来、約5カ月ぶりのリングは2戦連続のタイトル挑戦のチャンスだった。同じ興行で富岡が2度目防衛に成功。田中は「もう1本(のベルト)。東京ドームの決着も残っている。もしやることになったら取りたい。僕が目指しているのはここではない。上を目指して、世界を目指していきたい」と高らかに宣言していた。