<プロボクシング:東日本新人王決勝>◇3日◇東京・後楽園ホール
東日本新人王ミニマム級決勝で、大橋ジムの軽量級ホープ、林兼士(19)が勝利した。
関純輝(25=角海老宝石)との同級5回戦に臨み、3-0(50-44×3)判定勝ち。12月19日の全日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)への進出を決めた。サウスポースタイルから多彩な左を打ち込むと3回には左フックでダウンを奪取。カウンターも得意な関の動きを見極めながら、左ストレートをヒットさせて最後まで優位に立った。
今年4月の同新人王1回戦で2回TKOプロデビュー。ここまで3連勝で東日本の頂点に立った林は「勝てて良かったけれど、内容は全然ダメでした」と謙虚。それでも全日本新人王で拳を交える西軍代表(小原徳武-内野々叶真戦の勝者)に向け「西の代表で勝ち上がってきたヤツをバチッと倒す」と気持ちを高ぶらせた。
小学校時代から元K-1スーパーバンタム級王者で前WBO世界バンタム級王者の武居由樹(30=大橋)の古巣パワー・オブ・ドリーム(POD)でキックボクシングを学び、アマチュアを経験。キックでは自身の体格に見合う合う階級がなかったため、PODの古川誠一会長からボクシングを勧められ、武居が21年からボクシング転向したタイミングとなる中学2年から競技を開始。武居を同じサウスポーで兄貴分として慕っている。
関からダウンを奪ったロングの左フックは、武居をほうふつさせるパンチでもあった。林は「踏み込んで打つ武居さんの飛び込みはめちゃめちゃ見てきた。それが染みついて似てしまっているかも」と笑顔。リングサイドで応援してくれた武居には「全然、良かったよ」と声をかけられたという。林は「武居さんはやさしいし格闘技も強い。気遣ってくれるし人柄も好き」と兄貴分の背中を追っている。次は全日本新人王を獲得し、日本ランキング入りを狙う。