【ボクシング】「デュアルキャリア社員」高森悠叶が東日本新人王決勝敗退「もう少し前に出ても」

スーパーフライ級決勝 高森悠叶対佐藤竜冴 2回、高森悠叶(左)にパンチを見舞う佐藤竜冴(撮影・野上伸悟)

<プロボクシング:東日本新人王決勝>◇3日◇東京・後楽園ホール

東日本スーパーフライ級決勝で、「デュアルキャリア社員」高森悠叶(24=大橋)がTKO負けを喫し、全日本新人王決勝(12月19日、東京・後楽園ホール)への切符を逃した。6戦無敗だった佐藤竜冴(23=横浜光)との同級5回戦に臨んだが、2回2分41秒、レフェリーストップによるTKOで敗退。同回に右フックでダウンを許し、立て直しを図ったものの、連打を浴びたところで試合を止められた。

今年の新人王トーナメントは3試合ともに競り合い展開で勝利を手にしてきただけに「(2回のダウン後)ディフェンスでしのごうと思ったのですが…。相手は想定内したが、もっとやってきたことを出したかった。もう少し前に出ても良かったかなと思う」と悔しそうな表情を浮かべた。

4回戦(C級)で4勝しており、来年は6回戦(B級)で戦うことになりそうだ。高森を指導する元日本スーパーフェザー級王者岡田誠一トレーナー(44)も「高森はスタミナがあるので、6回戦の方が向いている」と後押ししていた。

東京工科大出身。大学卒業後はITコンサルティング事業などを展開するクラウディオ社に入社し、開発エンジニアの業務に携わる。同社のアスリートとデジタル分野のキャリアを両立させる制度「デュアルキャリア社員」で採用され、仕事と競技を両立してきた。計量後には「会社の方にも恩返ししたい」と意気込んでいたが、勝利は届けられなかった。【藤中栄二】