輪島功一孫・磯谷広太、初ダウン奪取&フルマーク判定勝利で東日本新人王獲得「祖父にも報告を」

スーパーライト級決勝 竹内凰騎対磯谷広太 判定で勝利し喜ぶ磯谷広太(撮影・野上伸悟)

<プロボクシング:東日本新人王決勝>◇3日◇東京・後楽園ホール◇観衆1840人

元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者・輪島功一氏(83)の孫・磯谷広太(19=三迫)が10代ラストマッチで東日本新人王となった。

竹内凰騎(19=T&T)との決勝に臨み、フルマークとなる3-0(50-44×3)の判定勝利。2回には左ストレートで自身初となるダウン奪取にも成功するなど主導権を握り続けた。これで12月19日の全日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)進出を決めた。

初挑戦だった昨年の東日本新人王は決勝で敗退。

2度目のチャレンジで東日本新人王となった磯谷は「昨年、このリングで悔しい思いをして1年。新人王を取ることに努力してきた。ボクシングしてきた中で1番うれしい」と感慨に浸った。12月14日に20歳の誕生日を迎えるため、この試合が10代ラストマッチ。磯谷は「全日本新人王でもっと進化した姿をみせて日本ランキング入りしたい」と決意を示した。

指導を受ける父の和広トレーナー、WBOアジア・パシフィック・ウエルター級2位の兄大心(25=三迫)は、ともに新人王獲得を逃した。磯谷には祖父に続く新人王獲得に期待がかかっていた。新人王トーナメントは父が現役時代に使っていたトランクスを着用して戦っていた。

磯谷は「良い終わり方ができた。これで父に返します。父と兄が取れなかった分、自分が勝とうと思っていた。帰ったら祖父にもトロフィーをみせて報告したい」と安堵(あんど)の笑みを浮かべていた。

全日本新人王でのテーマも決めている。磯谷は「昨年よりも成長できたのは気持ち。『倒して勝つ』という気持ちが1番の成長です。ここまで来られたのは支えてくれる人達のお陰。感謝の気持ちを忘れずにKOで勝ちたい」とKO撃破での全日本新人王獲得を掲げていた。【藤中栄二】