元世界王者・谷口将隆、7カ月ぶり再起戦KO勝利「戻ってきたからには2階級制覇」パパ初戦白星

再起戦で6回KO勝利を収めた元WBO世界ミニマム級王者谷口将隆

<プロボクシング:TreasureBoxing15大会>◇4日◇東京・後楽園ホール◇観衆621人

元WBO世界ミニマム級王者で現WBO世界ライトフライ級6位の谷口将隆(32=ワタナベ)が再起戦を飾った。

エルソン・トリニダード(28=フィリピン)との同級8回戦に臨み、6回1分8秒、KO勝利。今年4月、WBA、WBO世界同級統一王者レネ・サンティアゴ(プエリトリコ)に挑戦も判定負けを喫した。約7カ月ぶりのリングで白星を挙げ「戻ってきたからには2階級制覇を目指したい」と意気込んだ。

サウスポースタイルの谷口はジャブで好戦的なトリニダードを止め、左ボディーストレート、ワンツーなどを駆使。5回にはバッティングで左目上をカットしたものの、6回には強烈な左ボディーをねじ込み、追撃パンチを浴びせたところでダウンを奪取。そのままキャンバスに沈めた。

再起戦ながらも世界前哨戦を銘打たれたリングだった。谷口は「スカッとするような勝ち方ではなかったが、これで再起できた。もう1度、世界を目指したい。課題となる集中力さえ突き詰めれば世界2階級制覇にいけると思うのでつき詰めたい」と言葉にも力が入った。

同興行を運営する元WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪氏(35)は「やりにくい相手を選んだ。(相手は)ボディーが効いていて嫌になっていた」と試合内容に合格点を出した。さらに同氏は「こういう試合を何度もやっても意味ない。次はある程度、決まっている。(世界)挑戦者決定戦か世界戦にしたいと思う」とマッチメークに自信を示した。

谷口は10月、第1子となる長男が誕生したばかり。パパ初戦を無事に勝利し「谷口、無事に大人になったと。試合前、ホテルに泊まった後に家へ帰って子供をみて頑張ろうと想えた」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。