元世界王者・尾川堅一、37戦目で初韓国勢を迎撃「僕の拳は硬いと言われるので」KO意識の前哨戦

今年2戦目に向けて計量パスした元IBF世界スーパーフェザー級王者で現WBO世界同級3位の尾川堅一

プロボクシング元IBF世界スーパーフェザー級王者尾川堅一(38=帝拳)がプロ37戦目にして初めての韓国選手と拳を交える。7日、東京・後楽園ホールで韓国フェザー級1位イ・ジェウ(32)との131ポンド(約59・4キロ)契約体重10回戦に臨む。6日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、59・1キロでパスしたイに対し、尾川は59・3キロでクリアした。

今年4月、ロベック・カプロイ(フィリピン)戦以来、約7カ月ぶりのリングへ、尾川は「今回、周りにもすごく言っている。しっかりとKOを狙う、と。いつも以上に言っている」と言葉に力を込めた。カプロイ戦ではディフェンス重視でカウンターを狙う相手スタイルに少し手を焼いた。大差判定勝利だったものの、満足いく内容ではなかったという。

尾川は「自分のイメージのように試合を展開できないのであれば、真剣に今後を考えることもあると思うが、あの試合のままで終わるとは思っていなかった」と気を引き締める。初めて迎撃する韓国勢のイは回転力のある連打が武器。粘り強さもある。それでも尾川は「最近、思い切り殴っていなかった。僕の拳は硬いと言われるので嫌な気持ちにさせることも大事。硬く当たれば顔も腫れるし、心も折れる。最近は安パイな戦いが多いのでそれを脱却したい」と強調した。

現在、世界ランキングでWBO3位に入る。常に世界挑戦できる準備を整えつつ、コンスタントに試合を重ねてアピールすることも大事だと分かっている。尾川は「自分の得意な距離で殴って相手にダメージを与える1発を入れることが理想」とイメージを膨らませて26年の2戦目に臨む。