<プロボクシング:DYNAMIC GLOVE on U-NEXT49大会>◇7日◇東京・後楽園ホール◇観衆1811人
元IBF世界スーパーフェザー級王者でWBO世界同級3位の尾川堅一(38=帝拳)がプロ37戦目にして初めて対戦した韓国選手を撃破した。
韓国フェザー級1位イ・ジェウ(32)との131ポンド(約59・4キロ)契約体重10回戦に臨み、3-0(97-93、98-92、99-91)の判定勝利を収めた。上下にパンチを打ち分けながら距離感をつかむと強烈な右ストレートで後退させるなど、最後まで尾川のペースだった。
今年4月、ロベック・カプロイ(フィリピン)戦以来、約7カ月ぶりのリングだった。前戦はディフェンス重視でカウンターを狙う相手に手を焼いた。大差判定勝利だったものの、満足いく内容ではなかったという。
今回もKO撃破を強く意識した1戦だった。それだけに、判定決着に尾川は満足できなかった。「自分自身の問題かなと。相手がこないと自分も楽なボクシングを選んでしまった。僕の年齢でこのランキングでこのボクシングをしていたら…ケガなく終えてくださいになってしまう」と危機感を口にした。
会場には400人を超える応援が駆けつけた。尾川は「みんなのこれだけの応援を無視できない。応援してくれる人は増えている。これが力になっている。自分だけ腐って(現役を)やりませんとは言えない。応援あっての自分のボクシング生活。それだけは心に刻んでやっていきたい」と強い決意を示していた。