関取衆屈指の美術センスを誇る魁聖関(31=友綱)が描いたのは、ハワイのワイキキビーチです。「先代の(友綱)親方(元関脇魁輝=現大島親方)のころから4、5回、部屋のみんなでハワイに行ったことがあって、毎回楽しかったですね。暑いけど風が吹くと涼しくて(出身の)ブラジルに気候が似ていて最高でした」。海では泳ぐよりも、ビーチでのんびりしているのが大好き。パラソルの下で寝ているのが魁聖関で、横には大好物のコーラもしっかり描かれています。

 部屋のハワイ旅行は数年に1度のペースで、巡業のない2月か6月に、毎回5日程度の滞在で行われていたとのことです。「今年はハワイ旅行がなかったので残念です。行きたかったなぁ」。暑い季節が大好きな魁聖関でも今年は「暑すぎる」と苦笑い。暑すぎず湿気もなく、快適に過ごせるハワイへの、強い憧れを込めた1枚となりました。